「どうしてこのようなホームページを立ち上げたのですか?」とよく聞かれます。
深い理由は、それなりにいろいろあるのですが、長々と書いても、読む気がしなくなると思うので簡単にいいましょう。
それは「鹿児島が好きだから」です。
生まれは県外でありながら、ほとんど全てを鹿児島で育った私は、鹿児島が大好きで、誇りに思っています。
しかし、全国の中でも高齢化が進んでいる県でもあるに関わらず、街のバリアフリーなどに関しては、まだまだ足らないところも多いと思っています。
私は、関節リウマチという病気を患っています。・・・現在は患っていますというほどの病状でもないのですが、この病気を発病した当時、ひどいときには体中の関節が痛み、歩くことも、起き上がることも困難でいろいろと不便な思いをしました。
トイレに関しても、和式便座でかがむことが出来なかったり、入口に重い扉のあるトイレでは、自分の手であけることが出来ず閉じ込められたような気持ちになったこともありました。
実際に、自分がそういう体験をして、改めて、街のバリアフリーに関心を持ったのです。
もし自分が車椅子だったら?オストメイト(人工肛門)だったら?将来結婚して子供連れで外出したときは?
病気になったことで改めて、「もし自分が・・・・・・・の立場になったら」と考えることができるようになりました。
私がこのページを作る上で、心がけていることがいくつかあります。
1つは、「誰でも使える」ページにすること。
例えば、鹿児島に住む人。鹿児島に旅行などで来ようと思っている人。障がいを持っている方やお年寄り、妊婦さんや子育てファミリー。
車椅子トイレ情報を中心としたページや、子育て関係のページでは、どうしてもそれが中心になってしまいます。
それは、それで使い勝手もよいし、いいことだと思います。
でも、このページでは、それを超えたいと思っています。
障がいを持つ方、持たない方、子供がいる方、いない方。男性、女性、子供、若い人、お年寄り。
ジャンルわけをしないことで、自分以外の相手のことを、ちょっとでも知ってほしいと思っています。
ちょっと、 欲ばりかもしれないけれど。
例えば、ベビーベッドのあるトイレを探す時に、「あ、この施設には車椅子トイレもあるんだ」と思えるように。
そして、その情報が、いつかその人が車椅子の方に出会った時に、ちょっとでもお役に立てるように。
もう1つは、「いつでも使える」こと。
まだまだ未熟ではありますが、携帯電話のブラウザi-modeとJ-SKYでは、携帯版の鹿児島のトイレ情報を見ることができるようにしてあります。
そして、パソコン版では、「トイレマップ」と「トイレ情報リスト」のページはプリントアウトしても使えるように考えて作っています。
実際に、街のトイレ情報が必要なのは、出先での事が多いことでしょう。そういう時に、そういうところでお役に立てれば・・・と思いながら作っています。
このページでは、私が実際に街に出て調べたトイレや、このホームページの趣旨に賛同してくださった方々の提供してくださった情報で成り立っています。
まだまだ情報自体も不十分であり、ホームページの仕組み自体もつたないものでありますが、これからもよろしくお願いいたします。
よかったら「管理人のお願いごと」にも目を通してくださいね(^-^)。
「鹿児島のトイレ情報の生い立ち…本音編」