第二章 リウマチって、一体何?
☆一節 「リウマチ」とは
実は、リウマチ患者でありながら、おっきぃ自身、リウマチがどんな病気なのか、よく知らないんですよね(^^;。
まぁ、かなり個人差のある病気ということで、・・・。ここでは、おっきぃがかじった程度の知識で、リウマチについてわかりやすく(なるかどうか・・・)説明できたらと思います。
まず「リウマチ」とは。
一般的に、「リウマチ」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?お年寄りがなる病気、なんとなく持病っぽいもの、軽い関節痛みたいなもの、温泉や入浴剤で症状が緩和されるもの・・・。だいたいの人はそう思っているんじゃないかなぁ。
ちなみに、今挙げたものは、おっきぃが実際自分がリウマチになるまで思っていた、リウマチ想像図(?)でした。
しかし・・・。実際なってみて、「これがリウマチなの?」と自分の無知さを痛感しました。では、リウマチとは一体なんなのか。。
実はこの「リウマチ」という言葉は、広い意味では一つの病気の名前ではないのです。関節や関節の周囲の骨、腱、あるいは筋肉などに痛みがおきる病気をまとめて「リウマチ」と呼んでいるのです。この中には、痛風、変形性関節症、慢性関節リウマチなど(その他にも100種類くらいあるらしいです)が含まれています。
で、おっきぃのリウマチは「慢性関節リウマチ」です。「リウマチ」という言葉は、狭い意味ではこの慢性関節リウマチのことをさします。
そして、リウマチの初期症状についてですが、ごく初期には、疲れやすい、体がだるい、食欲低下、熱っぽいなどというはっきりしない状態が続き、それから慢性関節リウマチ特有の症状が出るのが普通なのだそうです(実際、おっきぃもそうでした)。
慢性関節リウマチ特有の初期症状とは、以下のようなものがあります。【厚生省早期慢性関節リウマチ診断基準(山前)】
1.朝起きたとき、関節がこわばった感じが15分以上続く。
2.全身の3つ以上の関節の腫れが1週間以上続く。
3.手首や手指の第2、第3関節、又は足首や足指のつけ根の関節のうち、どれか一つの腫れが1週間以上続く。
4.左右の同じ関節の腫れが1週間以上続く。
5.X線写真を撮って調べると、手か足に変化が見られる。
6.血液を採って調べると、リウマチ因子が検出される。
おっきぃは、このうち1、2、3、4、6に当てはまりました。幸いなことに、発見(診断)が早かったため、関節に変化は見られませんでした。
でも、それでも、健康なときには考えられなかったようなことが毎日毎朝自分の体で起こるのだから・・・半端なつらさじゃなかったです。
ということで、おっきぃは、自分自身の経験から、同じような症状を訴える人には、早めに病院に行くように勧めます。今の私が、関節の変形まで行かずに、早期の状態で、ほとんど以前と変わらない生活を送れているのは、やはり早めに治療をはじめられたからだと思うのです。
もし、体がなんかちょっと変だなぁ・・・と思った時は、とりあえず病院に行ってください。病気じゃなければ、それはそれでいいことなわけだし。もしリウマチにせよ、他の病気にせよ、何か体が疲れているシグナルだったのであれば、そこから早めに治療ができるのです。
だから、これだけは、本当に大事。体や心が出すシグナルを、受け止めてあげてくださいね。